ウォッチャーのウィッチが気分で書くブログ

人生観、西洋占星術にまつわる話を中心に更新中。

自己肯定感とは何か?キロンと土星の話。

こんにちは。
民野魔女です。

 

皆さんは「自己肯定感」ってどんな物だと思いますか?
私は「ありのままの自分を肯定できる」ことを指していると理解しています。

 

自己肯定感とは「自分の存在そのものを認める」感覚であり、「ありのままの自分をかけがえのない存在として肯定的、好意的に受け止めることができる感覚」のことで、「自分が自分をどう思うか」という自己認識が自己肯定感を決定づけています。 *1 

 

ある作家さんが、「自己肯定感が低い人が自己肯定感を高めるには、自分の好きなものを知り、それらで自分を固める事だと思う」と言っていたのです。

 

私はこれは間違いだと思っています。
自分の好きなものを知り、好きなものに囲まれても、自己肯定感は変わらないでしょう。それは気休めであって、根本的な解決には至らない。

 

また、自己肯定感が低い人が「ありのままの自分でいいんだ」と心の底から思えること、他者評価によってブレない強い自分を作ることは簡単な事ではありません。

 

元々、かなり自己肯定感が低く、苦しんだ私だからこそ感じる事です。
ちなみに今の自分は自己肯定感は人並みになることはできたでしょう。


過去の私は、どんなに人から褒められても、学校の成績で1番をとっても、習字や絵で賞をとっても、心から満足できませんでした。
今の私だったらとても喜べたと思いますが、過去はそう思えなかった。

この原因を、占星術的に解説していきます。

 

「傷」はキロンが持っている

占星術では、天王星土星の間にある「キロン」という星も心理的解釈に入れています。

 

私は、このキロンと月が90度の角度にあります。

これは母親像・もしくは自分の体や感情全般に傷がついていることを示しています。

母親との関係はかなり拗らせていたし、自分も好きではありませんでした。

 

ただこの「傷」を知ることで、人を癒すことができる能力も持っています。
これは自分の痛みによって、他者の痛みも理解できるということ。

月・キロンの組み合わせを持つ人は、繊細で傷つきやすいのです。
そういう意味で人の言葉によって敏感になりすぎて、咄嗟に防衛反応的になるでしょう。

 

そしてこの「傷」を乗り越えるのは簡単ではありません。
自分と向き合い、少しずつ癒していくのです。
飾られた自分ではなく、自分そのものを理解していき、そして慰めていく。

 

自信のなさは「土星」がポイント

そしてもう一つ関連するのは「土星」です。
土星は「制限・ルール」などを司どり、厳しい天体です。

 

私は月×土星90度を持っているため、
「自分らしくあること」自体に制限をかけています。
伸び伸びした自分を表現できず、何をしても怒られてします。
そんなイメージです。

キロンは「傷」を示しますが、土星は「制限」を示すので、
自分そのものではダメだという自己肯定感の低さに繋がっていくでしょう。

 

月以外でも、
例えば「水星」なら自分の「コミュニケーションや知性」。
「金星」なら「愛情」など。
関わる天体にプレッシャーをかけていきます。

 

ただ、厳しさがある分、調整力が着いていくでしょう。

角度が厳しい90度は、正直かなりしんどいですが・・。

 

 

自己肯定感を高めるより先に、自分そのものを受け入れよう

自己肯定感は、なんでもない自分、等身大の自分でいてもいいという安心感を得ることが大事です。

 

私は自己肯定感を高めようと思わずに、
まず自分の過去、小さい頃を思い出してみました。

 

ただ、これは根本的コンプレックスに向き合うことにもなる可能性があります。
本当に乗り越えたいのなら、カウンセラーさんなどの人の力を借りるのも手です。

 

私はトラウマもあったので、かなり混乱して一時期精神が不安定になったくらいなので・・。
ただそれくらい本気で向き合ったからこそ今の自分があると思っています。

 

自己肯定感は簡単に上がるものではないということ。
そして、少しずつでいいから癒していくこと。
それらが大事なのだと思っています。

 

それでは。

 

*1 自己肯定感 とは| 一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会